2022年から

(04) 夫婦の意見のすり合わせ

とにかく家を買いたい夫

日本に技能実習生できてから、とても苦労して仕事を得て独立したのもあり、とにかく家が欲しい夫。(通常、日本での技能実習生が終わって自分の国に帰国すれば仕事がなくて本国でくすぶって人生を終えるか、中国の漁船に乗って死んだら海に捨てられるという出稼ぎ仕事しかない)。自分の国には家を立て車を買い、あとは日本で家が欲しいと言う段階で 

「なんでもいいから家を買いたい。賃貸は嫌だから」だけど細かいお金の話は日本語がめんどくさくていや。仕事はするしお金は自分で払うから家を探してきて 

と言われたのが2年前。日本人の感覚とは随分違う、家が欲しい理由です。日本で死んでもいいという決意も感じます。(昔は老後は国に帰りたいといっていた)娘の幼稚園の卒園まで待ち、国外の夫の第一子を養子にして(家の広さも世帯数が3人と4人では変わってくるから)永住をとってからペアローンでやりたい私は、探すふりをして調査段階にしておこうと決めました。

夫の初期の条件は

ハイエースが入る車庫は欲しい。(建設業なので)

ママ(私)が先に見て、いいと思ったら教えて。その後、夫がみてOKなら買う。と言うだけのもの。

私の初期の条件は

日当たりが良くて、玄関が広くて、駅から15分以内で、水害が起きていなくて、リフォーム済みで。など、だいたいの条件。
(でものちにこれは必須条件ではなくなります。全て希望を叶えるのはなかなかないので。)

めんどくさくなった夫

その後、永住がないと希望の家が厳しいとわかると、永住を取ってから買うと言う判断になり、半年以上を永住審査で待つことに。ここまでは、なんとなく私の予想通りです。夫婦のすり合わせと言うよりも、夫には私とすり合わせる考えがなかったので、楽でした。

検討し始めてから2年後に希望を言う夫

永住が無事にとれてから、娘の進学(小学校から電車でかようため)も視野にはいり、住宅購入を再開。その頃には、「日当たり重視」が必須から外れ(子供も大きくなったし、ダイニングは私の好みの暗めのインテリアに変えればいいし、ゴミも目立たないと言う利点に気づいたので)日当たり悪くても「利便性の高い駅から近いこと」を重視しました。そこで出てきた良さげな家。日当たりはわるめだけど、それでも3階の子供部屋などの3部屋は、とても日当たりが良いし、ロフトもあり、娘はハイテンション。まさに子供のための家。うちは家の中で一家団欒をする家ではなく、日曜は公園や海に行くことが多いとの気づきもあり。

これなら欲しいと言うと、夫が日当たりも大事と言い出す。これまで一度も日当たりのことはいわず、関係ないんじゃない?と言い出してきた夫が、実際に住むこイメージがでてきたのか、初めて条件を出してきました。(検討始めてから2年後です)

結果論

片方の家への要望がない場合は、まだ買い急がないほうがいいのかと思う。さらに初期の条件として、新築がいいとばかり言っていた夫は、2年ほっておいたら中古のほうが間口が広くて、車庫も庭もあるし、いい土地(日当たりがいい)だと思うと言い出した(全て私のこれまでの発言です)

ここからが本当の家探しだなーと思った瞬間です。意見のすり合わせというか、夫への刷り込みに2年かかったと言う話です。