2022年から

HTML5の廃止

ウェブ制作から離れて10年以上。ウェブ標準化の終わりのない標準化の元凶だと個人的におもっていたW3C が、HTML5を廃止したことで、標準化を諦めたのかなと思いました。(実際はいつものタグの統廃合の話です)


ウェブの創世記にデジハリに通い、新卒で出版社で大手の社内の冊子やイントラ、CSRとかを作るチームに配属されて、当時始まったばかりのウェブサイトという新メディアで、ソフトやタグ打ちでサイト直したり、ウェブもDTPも動画も一通りの制作業務を経験しました。そして、ひたすら新しいブラウザに準じた技術を覚えるのがめんどくさくなってやめました。(好きだからできることですが、給料が良くても時給100円レベルでの残業という。。)


それからも、HTMLコーディングできることで、単発のアルバイトをちょこちょこしていたので、マークアップのルールだけは最新の情報を時折見ていたのですが、html5の廃止を廃止後1年後に知るという。。html5の標準ページに廃止だよって素人にもわかりやすく更新して欲しいです。(なんのためのウェブサイトだろう)日本語でも。(更新ありきというウェブサイトのほとんどが、予算の都合もあり既存のフォーマットのまま文面だけ更新されているので設計図であるHTML5の廃止に変化がすぐに出る訳でもないので、サイトを見ていてもそれほど変化はないのです)

今のマークアップの基準は
HTML Standard
だそう。

その経緯はこちらのブログ
HTML Living Standardとは?廃止されたHTML5との違いなど徹底解説!|SEOラボ
がわかりやすかったです。
 
ウェブ標準のルールって本当にめんどくさくて、主要ブラウザもいくつかあるものだし、その上で端末ごとに仕様も変わるから合わせなくてはいけないし、終わりのない標準化で疲弊し続けていく世界なのですが、その細かい微調整のほとんどをユーザーも顧客もわからない訳で、ブラック企業ばかり。娘には絶対に、IT業界で働いて欲しくないなと思います。


成果物は完成することなく更新され、技術獲得のため努力はあまり評価されにくく、他で潰しの効かない仕事です。若手はどんどん入ってくる。そうした知識をつけた上で彼らに何かを作ってもらう側の企業が良いなと思います。